協会賞に楠田莉子さん 部門優勝者5人が全国へ 民謡民舞奄美連合大会
2024年11月17日
芸能・文化
2024年度民謡民舞奄美連合大会(日本民謡協会、同奄美地区大会実行委員会共催)は16日、奄美市笠利町の県奄美パークであった。民謡の年代別5部門に75人が出場して自慢ののどを披露。各部門優勝者で競う協会賞争奪戦は成青年部で「うらとみ」を歌った楠田莉子さん(26)=山ゆり会=が選ばれた。
大会は日本の伝統文化である民謡民舞の保存普及を目的に毎年開催。今回は成青年部15人、壮年部25人、中年部20人、熟年部9人、高年部6人が出場した。
各部門優勝者は来年10月、東京で開催される全国大会の出場権を獲得。楠田さんは同大会で「民謡日本一」を懸け、内閣総理大臣賞争奪戦に挑む。
楠田さんは笠利町出身の唄者、シンガー・ソングライター。大会を終え、「コンクールからしばらく離れていたので結果を残すことができてほっとしている。島唄自体は集落や学校などで歌わせていただいていたので、その経験がきょうにつながったと思う」と話した。
楠田さんは18年の内閣総理大臣賞争奪戦で準優勝した経歴を持つ。「感謝を表すには全国で結果を出さなければと責任を強く感じている。この1年準備をして、今度こそはしっかり日本一を目指してやりきりたい」と意気込んだ。
入賞者は次の通り。(敬称略)
【成青年部】①楠田莉子(山ゆり会)②平田まりな(あやまる会)③松崎博文(北大島会)④白戸姫夏(瀬戸内会)⑤安田瑠依(同)
【壮年部】①福山幸司(北大島会)②潤さつき(瀬戸内会)③水俣律子(北大島会)④朝木綿子(山ゆり会)⑤川口成実(北大島会)⑥伊賀美佐子(山ゆり会)⑦福山尚史(あやまる会)
【中年部】①上原京子(瀬戸内会)②山田武和(名瀬会)③福田のり子(瀬戸内会)④川原ちさ(同)⑤保須々武(同)⑤渡ヨシノ(名瀬ルリカケス会)⑦松浦廣文(名瀬会)
【熟年部】①平田久代(名瀬会)②村田頼子(同)③嘉川敏子(瀬戸内会)
【高年部】①阿部ミネ子(瀬戸内会)②泉サダ子(徳之島民謡研究会)