多彩な演目で盛り上がる 大島北高クリスマスコンサート
2020年12月21日
芸能・文化
奄美市笠利町の県立大島北高校(下高原涼子校長)は20日、同校体育館でクリスマスコンサートを開いた。北大島太鼓部や吹奏楽部、ダンス同好会などが日頃の練習の成果を披露。島唄やバンド演奏など有志の発表もあり、多彩な演目で来場者を楽しませた。
2016年から続く恒例のイベント。保護者や地域住民、生徒や教職員ら約80人が詰め掛けた。
ステージは3部構成。北大島太鼓部の迫力あるパフォーマンスに続き、部員4人という吹奏楽部が登場。教諭や楽器経験のある生徒らを助っ人に迎え、息の合った演奏で聴衆を魅了した。 フィナーレは新型コロナウイルスの影響で中止が相次いだイベントへの思いを込め、北大島太鼓部と吹奏楽部の共演で「夏祭り」を演奏し、会場を盛り上げた。
龍郷町から訪れた同校保護者の尾上なぎささん(47)は「コロナの影響もあって開催されることがすごくうれしい。生徒たちの活躍に感動した」と喜んだ。
今回が引退ステージとなった吹奏楽部の松田裕貴さん(18)=情報処理科3年=は「文化祭は受験もあって練習が思うようにできなかったけど、今回は1カ月練習して最後の舞台で満足するソロパート演奏もできた。友達にも拍手で喜んでもらえてよかった」と話した。