奄美市民文化祭が開幕
2018年10月28日
芸能・文化
第42回奄美市民文化祭(奄美市など主催)は27日、同市名瀬の奄美文化センターで開幕した。初日から多くの市民が訪れ、舞台発表やホールに展示された絵画、書道、写真などの作品鑑賞を楽しんだ。文化・芸術の発展に貢献した1個人7団体を芸術文化功労賞で表彰した。
テーマは「育てよう豊かな心 広げよう郷土の文化」。開会式は住用町西仲間地区の西仲間八月踊り伝承会の「竿踊り」でにぎやかにオープニング。朝山毅市長は「文化祭参加者の感性や情熱と鍛錬の成果から、新たな発見や関心につながり、自分もやってみようという行動につながっていくことを期待する」とあいさつし、芸術文化功労賞者に表彰状を手渡した。
舞台発表の出演団体は62団体。初日は奄美六調太鼓を皮切りに22団体が出演し、島唄や合唱、ダンス発表などのステージを披露した。ロビーには小中学生や一般の書道、短歌、絵画、写真などの作品が並び、来場者らは作者の豊かな感性に触れながら「芸術の秋」を楽しんだ。
舞台発表2日目の28日は、午後から合唱や日本舞踊、フラダンスなど17団体がステージを繰り広げる。最終日は11月3日の午後からあり、23団体が出演する。
ホールでの作品展示は11月4日まで。
被表彰者は次の通り。(敬称略)
【個人】▽一般の部 城昭久(奄美オーケストラ設立者、団長)
【団体】▽一般の部 藤美流鈴紫乃会、一条流碧会、リッコモダンジャズバレエスタジオ、藤野流藤野会、六調太鼓ほーらっしゃ、六調太鼓花ももの会▽児童生徒の部 奄美小学校ビューグルバンド