平田輝さん、王子特別支援学校校歌を作詞・作曲
2019年04月14日
子ども・教育
奄美市名瀬出身のシンガー・ソングライター、平田輝さん(54)が東京都立王子特別支援学校(下島啓道校長)の校歌を作詞・作曲し、10日の開校式でピアノを伴奏して生徒らの元気な歌声をリードした。
同校は、王子特別支援学校(高等部普通科設置校)と王子第二特別支援学校(小学部・中学部設置校)を統合して開校した。児童生徒数は小学部164人、中学部84人、高等部193人。
校歌は開校1年前の昨年5月に平田さんに依頼した。平田さんは児童生徒や教職員にインタビューを重ね、寄せられた意見を参考に歌詞の内容やメロディーを修正し、2月末に完成させた。
学校のシンボル「あけぼの杉」を軸に希望と情熱(行動力)、思いやり(誠実)という学校のコンセプトを織り込み、夢にチャレンジし、自立するという願いを歌詞に込めた。
下島校長は「親しみやすく、力があり、優しさがあふれるメロディーは児童生徒が人間関係に悩み、孤立しそうな時にも心の支えとなってくれるでしょう」と校歌に期待を寄せた。
平田さんは「校歌の作詞・作曲というプレッシャーを力に変え、今日を迎えることができた。開校式で声を合わせて歌ってくれた在校生に感謝したい」と曲作りを振り返り、謝辞を述べた。