時岡さん(奄美市)総合優勝 民謡民舞九州地区大会
2022年09月09日
芸能・文化
2022年度民謡民舞九州地区大会(日本民謡協会九州地区大会実行委員会など主催)が3、4の両日、熊本県人吉市の人吉スポーツパレスであった。三味線民謡(梅宴)青年の部に出場した奄美市の時岡優里菜さん(16)=名瀬ルリカケス会=が『長雨切りゃがり節』で争奪戦を勝ち抜き、総合優勝。来年行なわれる全国大会の最高部門である、内閣総理大臣賞争奪戦(民謡)への出場権を得た。
大会は3年ぶりの開催。個人の部コンクールは、三味線民謡の〈梅宴の部〉と尺八民謡の〈竹韻の部〉に分かれ、それぞれ中年、壮年、成年、青年、高年など、年齢別の14部門で競い、各部門の優勝者が総合優勝の争奪戦を行った。
奄美からは当初31人が出場予定だったが、台風11号による交通の便の乱れなどで、二十数人が出場。時岡さんを含む13人が入賞した。
4歳で島唄に興味を持って歌う楽しさを知り、小学校1年生から本格的に島唄と三味線を習い始めたという時岡さんは「初めての九州大会で緊張したが、今までの練習の成果を発揮することができたと思う。来年の全国大会に向けて練習を頑張りたい」と語った。
時岡さんを除く、奄美勢入賞者は次の通り(敬称略)
【梅宴】▽中年 ④幸田君江(山ゆり会) ▽壮年 ③川口成美(北大島会)⑥朝木綿子(山ゆり会)⑦昇和美(名瀬ルリカケス会)▽成年 ①山久広男(名瀬会)②川口美和子(山ゆり会)⑥松崎泰子(北大島会)▽青年 ②成瀬茉倫(北大島会)③永田心花(奄美芸能徳之島会)④萩原かほ(あやまる会)▽高年3部 ②久保文男(北大島会)
【竹韻】▽高年2部 ③村田頼子(名瀬ルリカケス会)