県「かごしま・人・まち・デザイン賞」フォトコンで益満さん最優秀賞、山崎さん優秀賞
2020年02月05日
芸能・文化
県主催の「かごしま・人・まち・デザイン賞」フォトコンテストの入賞作品がこのほど決まった。奄美市名瀬の益満久美さん(71)の作品「帰りは図書館へ」が「現代まちなみ部門」で最優秀賞、知名町の山崎美惠子さん(69)の作品「朝日に輝く大樹」が「自然・歴史的景観部門」で優秀賞を受賞した。
コンテストは、県が2013年度から実施している「かごしま・人・まち・デザイン賞」を受賞した34カ所が撮影対象。今回が初開催で、「自然・歴史的景観部門」に36点、「現代まちなみ部門」に19点の応募があった。
益満さんは、奄美市名瀬の県立奄美図書館と登校中の児童を撮影した。図書館を学校帰りに気軽に立ち寄れる楽しい場所と表現。曲線を帯びた建物を児童の視線の先に配し、人の営みも想像させる点が評価された。
山崎さんは、和泊町の国頭小学校校庭にあるガジュマルの木を撮影。朝の陽光を受けた宝石のような輝きを表現した。大樹の葉の広がりと青空が南西諸島の自然の豊かさを感じさせている点が評価された。
鹿児島市の県庁で4日に表彰式があり、三反園訓知事が各部門で最優秀賞と優秀賞を受賞した6人に賞状を手渡した。
益満さんは「思いがけない受賞で、大変驚いている」と述べ、「図書館の近所に住んでおり、身近な場所をテーマに選ぶことができた。これからも楽しく撮影活動を続けたい」と話した。
山崎さんは「初めてのコンテスト応募で入賞することができ、大変うれしい」と話し、「沖永良部島は自然が豊かな場所。身近にある植物や自然をテーマとした作品を撮っていきたい」と語った。