西郷企画展2月3日まで 龍郷町

2019年01月24日

芸能・文化

企画展終了を前に来場を呼び掛ける川元学芸員=21日、龍郷町

企画展終了を前に来場を呼び掛ける川元学芸員=21日、龍郷町

 龍郷町浦の町生涯学習センターで昨年4月20日に開幕した特別企画「西郷隆盛と菊次郎展~敬天愛人に繋がる親子の絆」(町教育委員会主催)は2月3日に終了する。町教委の川元美咲学芸員は「奄美ゆかりの西郷隆盛と龍郷生まれの息子菊次郎に注目した資料をまとめて見られるのは最後かもしれない。どれも貴重なものばかり。ぜひ足を運んで」と来場を呼び掛けている。

 

 企画展は明治維新150周年や2018年NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」放送に合わせて開催。当時の状況やエピソードを紹介するパネルを充実させ、手紙、写真、愛用の品など多数の資料から隆盛と菊次郎、愛加那、菊草の人物像や親子の絆を探った。

 

 大河ドラマが放送された昨年4~12月の合計来場者は1万5403人で、前年同時期の4・79倍を記録。展示会場入り口に設置したノートには「旅行で訪れた。また見に来たい」「地元の歴史や偉人について改めて知ることができた」など企画展を評価する声が多く寄せられている。

 

 企画展のために県内外の大学や個人から借り受けた資料は展示終了後に返却する。開館時間は午前9時~午後5時(入室は午後4時半まで)。観覧無料。