奄美パワー響かす カサリンチュ、德永ゆうき 東京スカイツリーライブ

2018年05月18日

芸能・文化

異色異才のユニット「ゆうきひろき」のライブは老若男女が客席を埋めた=4日、東京スカイツリータウン

異色異才のユニット「ゆうきひろき」のライブは老若男女が客席を埋めた=4日、東京スカイツリータウン

 東京の人気観光スポット東京スカイツリータウン「ソラマチ」で大型連休中開催された音楽ライブに奄美ゆかりのミュージシャン2組が出演した。奄美市笠利町出身のユニット・カサリンチュと瀬戸内町2世の演歌歌手徳永ゆうきさんら。ファンや観光客で埋まった会場で、それぞれの楽曲とともに奄美の魅力を紹介した。

 

 ライブはソラマチ5階のジェイコム・ワンダー・スタジオで3~5日にあった連休企画。徳永さんは歌手前川清さんの長男でシンガーソングライターの紘毅さんとのユニット「ゆうきひろき」として4日、カサリンチュは5日に登場した。

 

カサリンチュを挟んで(左から)ジェイコム・ワンダー・スタジオの大山さん、喜入さん=5日、同

カサリンチュを挟んで(左から)ジェイコム・ワンダー・スタジオの大山さん、喜入さん=5日、同

 ゆうきひろきは「白い雲のように」や「ひだまりの詩」など1990年代のヒット曲を織り交ぜてのステージ。カサリンチュは柔らく伸びやかな歌声とパンチの効いたヒューマンビートボックスで聴衆を引きつけた。2組はいずれも「ありがっさまりょーた(ありがとうございました)」でライブを締めた。

 

 ライブの企画運営には奄美ゆかりのスタッフも携わった。ジェイコム・ワンダー・スタジオの大山久美子さんは父親が奄美市名瀬出身、喜入将光さんは瀬戸内町与路島出身。2人は「実力派のアーチストを多数抱える奄美を誇りに思う」「東京スカイツリーにお越しの際は気軽にスタジオへ立ち寄って」と話した。