独創的ステージで観客魅了 奄美deアート国際フェス

2019年02月18日

芸能・文化

国内外の一流アーティストと地域住民が共演した「奄美deアート国際フェスティバル」=16日、奄美文化センター

国内外の一流アーティストと地域住民が共演した「奄美deアート国際フェスティバル」=16日、奄美文化センター

 国内外の一流アーティストと地域住民による創作舞台パフォーマンス「奄美deアート国際フェスティバル」(奄美deアート実行委員会主催)が16日、奄美市名瀬の奄美文化センターであった。子どもから大人まで約60人が出演。「奄美」をテーマに自然や文化を盛り込んだ独創的なステージで約700人の観客を魅了した。

 

 公演は、奄美市の地域おこし協力隊でシルク・ドゥ・ソレイユの元ソロダンサーの谷よう子さんが3年間の活動の集大成として企画した。

 

 外の世界に憧れを持つ奄美で暮らす子どもたちが道化師と出会い、導かれ、不思議な体験をしていく物語。バレエや体操、舞踊や島唄など、さまざまなジャンルの一流アーティストと島内外の有志らが共演した。谷さんが手掛けた創作舞踊「ガジユータ八月踊り」もオールキャストで披露された。

 

 観客は圧巻のパフォーマンスに息を飲み、世界観に引き込まれた様子で舞台に見入っていた。

 

 公演後、谷さんは「世界規模の大公演が奄美で無事に行えてほっとしている。これを機に奄美をもっと世界に発信したい。参加者にとっても世界と関わる経験は社会勉強になったはず。世界自然遺産登録、伝統・文化の継承、やることはたくさんある。子どもたちには、奄美は世界に通用すると、希望と自信を持ってほしい」と語った。