「人との出会い大切に」 古仁屋高OBの宮畑さん母校で講演
2018年12月21日
子ども・教育
瀬戸内町の県立古仁屋高校(大山良一校長、生徒107人)で17日、同校OBで㈲トレーニングセンターサンプレイ(東京都)会長の宮畑豊さん(77)を招いた講演会があった。生徒たちは宮畑さんの経験談や人生哲学に聞き入った。
同校0Bで組織する古高会(昇清隆会長)が主催する「古高会講座」の一環。宮畑さんは東京ボディービルダー連盟の理事長などを歴任。柔道や野球のプロスポーツ選手や高校・大学の強豪校でトレーニング指導してきた。
講演テーマは「家族を大切に人に優しく、人との出会いと縁を大切にし、常に正しい目を持ち真っすぐな道を進んでほしい」。
宮畑さんは学生時に柔道をしていたが脊椎分離症を発症し、競技を断念した。リハビリを兼ねたトレーニングをきっかけにボディービルを始め、全日本大会準優勝や日本代表でアジア大会4位の実績を残した。
講演では逆境でも諦めずに努力する大事さを強調。トレーニング施設を運営し続けられたのは「人との出会いを大事にしてきたから。たくさんの人たちのおかげ」と語り、生徒らに「友達や先生との関係を大切にすることが未来につながる」とエールを送った。
2年の森田淳之介さん(17)は「人との出会いを大切にして、何事にも努力できる人間になりたいと思った」と感想を話した。