「地元食材おいしく食べて」 食育で生徒が調理実習 知名中学校
2021年01月28日
子ども・教育
知名町の知名中学校(神田良文校長)で26、27の両日、食育をテーマにした調理実習があった。2年生46人が、キクラゲやジャガイモ、ハンダマ(水前寺菜)など沖永良部島産の食材を生かした料理を学んだ。
子どもたちに農林水産業の役割や食の楽しさなどの理解を促す大島地区食育支援推進の一環。今回の講師は知名町食生活改善推進委員連絡協議会(栗尾廣美会長)の会員が務めた。
27日は、ハンダマ入り餃子や田芋もち(田芋のお菓子)、ジャガかま(ジャガイモやキクラゲ、白身魚のすり身の揚げ物)など6品を約1時間半で調理。生徒たちは、講師に指導を受けながら、包丁や下ろし金などを使い、てきぱきと作業を進めていた。
得意料理はチャーハンだという2年生の武原優生さん(14)は「キクラゲはよく食べるけど、調理したのは初めて。料理は見た目もカラフルできれいにできた。揚げたてのジャガかまがおいしかった」と笑顔。
生徒と一緒に試食会も楽しんだ講師の栗尾会長(68)は「地元の食材をおいしく食べて、郷土のことにもっと興味を持ってくれたらうれしい」と話した。