きょうまで 理科作品展示会 小中学生の力作106点 奄美川商ホール

2023年09月10日

子ども・教育

多くの親子連れが来場した理科作品展示会=9日、奄美市名瀬

奄美市教育委員会が主催する2023年度「理科作品展示会」が9日、同市名瀬の奄美川商ホール(奄美文化センター)で始まった。市内の小中学生が夏休みに手掛けた自由研究と標本のうち、専門家が選出した特選作品106点を展示。初日は多くの児童生徒や親子連れが訪れ力作に見入っていた。展示は10日正午まで。

 

市内各校から校内審査を経た自由研究229点、標本195点が寄せられた。展示作品の内訳は自由研究が計52点(小学生39点、中学生13点)、標本が計54点(貝41点、昆虫7点、植物4点、岩石2点)。

 

会場には貝殻や昆虫を美しく展示した標本のほか、自由研究ではハリセンボンの針状のうろこの実数や、野良猫の日中の行動、キノボリトカゲの体色変化など、ユニークなテーマの作品が並んだ。来場者は一つ一つにじっくりと目を通し、内容に見入っていた。

 

貝の標本が特選に選ばれた小宿小4年生の片野田優海さん(10)は「貝の種類を一つずつ調べるのが大変だった。自由研究も面白いものが多くて、来年の参考にしたい」と笑顔で話した。