ウイルスから子ども守って 幼稚園児に絹地マスク寄贈 奄美市のアーダン

2020年05月01日

子ども・教育

絹地でできた手作りマスクを寄贈したアーダンの西会長(左)=30日、奄美市役所

絹地でできた手作りマスクを寄贈したアーダンの西会長(左)=30日、奄美市役所

 絹を主原料とした化粧品や衣料品などを開発・販売しているアーダン(本社・奄美市、西博顯社長)は30日、市内の幼稚園児524人に絹地を使った子ども用マスク1050枚を寄贈した。市教育委員会を通じて1人2枚ずつ配布される。

 

 新型コロナウイルス感染拡大の影響によるマスク不足と奄美での感染確認を受けて、子どもたちの健康を守ろうと同社の西里依取締役会長が提案。支店がある京都の取引先を通じて取り寄せた絹地を用い、西会長と社員3人が手作業で4日間かけて仕上げた。

 

 市役所であった贈呈式は西会長ら4人が出席。マスクの入った箱を朝山毅市長に手渡した。

 

 寄贈を受けた朝山市長は「奄美の子どもたちにマスクを提供していただき、ご厚意に感謝したい」と述べた。西会長は「マスクの着用を通じて見えないウイルスから子どもたちを守ることができたら」と話した。

 

 同社は1日、龍郷町でもマスクの寄贈を予定している。