オンラインで国際交流 笠利中、台湾の中学生と 奄美市
2024年09月25日
子ども・教育
奄美市笠利町の笠利中学校(久津輪修一校長、生徒32人)で24日、オンラインによる国際交流授業があった。県教育委員会が主催する「教室から世界へ! かごしまグローバルクラスルーム事業」の一環。笠利中の生徒たちは台湾・臺北市立三民國中の生徒らと英会話を楽しみながら、互いの文化について理解を深めた。
事業は鹿児島をけん引する国際性と郷土愛を兼ね備えた人材育成を目的に、2022年度に始まった。ICT(情報通信技術)を活用した国際交流事業などに取り組む「With The World」(本社兵庫県)が受託し、今年度は県内の中高計18校で実施。各校から生徒1人を交流国である台湾、ベトナム、オーストラリアのいずれかに1週間程度派遣する。
この日は年4回のプログラムの初回。笠利中の生徒たちは一人1台ずつタブレット端末とヘッドセットを使い、7グループに分かれて台湾の中学生たちと交流した。
両校の生徒は自己紹介後、クイズを出題し合い、紙に書いた文字を見せたり、身ぶり手ぶりを交えたりしながら英語でコミュニケーションを図って互いの文化や習慣を伝えあっていた。
授業を終え、2年生の大崎怜緒菜さん(14)は「こういう機会はあまりないので最初は緊張したけど、話すたびにどんどん慣れた。台湾の人たちはみんな英語がペラペラですごい。次の交流も楽しみ」と話した。