オンライン航空教室 JAL
2020年03月26日
子ども・教育
日本航空(JAL)は24日、徳之島の高校生を対象としたオンライン航空教室を開いた。高校生や地元関係者がパイロットや客室乗務員(CA)とオンライン上で質問するなどして交流し、航空業界の疑問について理解を深めた。
JALのオンライン航空教室は全国初で、新型コロナウイルスの感染症対策で休校している高校の生徒たちを支援しようと企画。徳之島町がふるさと納税で実施しているガバメントクラウドファンディング(GCF)「離島高校生の夢応援プロジェクト」に賛同した同社が同町に依頼して実施した。
希望者はスマートフォンなどを利用して受講。JALからはパイロットの市川将巳さん、CAの片山文加さんが参加した。
市川さんは飛行中に乗客が病死した事例や悪天候時に引き返す判断の難しさなど、乗客乗員の安全を担う責任の重さについて言及。片山さんは標準語での接客や美を保つ化粧テクニックなどを紹介し、「乗客からありがとうと言ってもらえるのがやりがい」と述べた。
視聴者からはパイロットやCAを志したきっかけや機内の設備などに関する質問があった。
市川さんは「新型コロナウイルスの影響で減便され、パイロットも何かできないかという思いがある。こういった機会を通じて、多くの人に航空業界のことを知ってほしい」と訴えた。