ヒカンザクラを記念植樹 亀徳小

2020年06月06日

子ども・教育

ヒカンザクラを植樹する亀徳小の1年生=5日、徳之島町亀徳

ヒカンザクラを植樹する亀徳小の1年生=5日、徳之島町亀徳

 関東在住の徳之島出身者らを中心に組織するNPO法人徳之島「夢」振興会議(横田捷宏理事長)は今春、島内の小中学校、高校の入学に合わせてヒカンザクラの苗木を贈った。徳之島町立亀徳小学校(鎌田浩希校長、児童131人)で5日、新入生とともに記念植樹を行った。

 

 同NPOが実施する「徳之島花いっぱい運動『フラワーロードプロジェクト』」の一環。2004年から島内の全小学校を対象に行い、その後中学、高校に対象範囲を拡大している。今年は島内33校に計38本の苗木を提供。島内最大の桜の名所「母間桜並木ハッピーロード」を管理する母間校区会にも10本を贈った。

 

 記念植樹は当初4月下旬を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期していた。亀徳小学校では同日、新入生20人が同NPOの会員とともに校庭の隅に植えた。

 

 同NPO徳之島事務所長の重岡堯夫さん(80)は「卒業までの6年間、桜を大切に育ててほしい」と呼び掛け、1年生の秋丸卓士さん(6)は「苗木を植えて楽しかった。空に届くくらい大きく育ってほしい」と話した。