マグロ解体に歓声 名柄小中で見学・体験学習
2020年12月13日
子ども・教育
宇検村の名柄小中学校(野下利弘校長、児童生徒8人)で12日、マグロの解体見学・体験学習があった。奄美群島水産青年協議会(松井聖樹会長)が、全長約1㍍、重さ28㌔のクロマグロを用意。児童生徒は目の前で繰り広げられる鮮やかな包丁さばきと新鮮な海の幸を楽しんだ。
新型コロナウイルスの影響で宇検村恒例の「お魚祭り」が中止になったため、子どもたちへの魚食普及を目的に群島水産青年協議会が企画。当日は宇検村漁業協同組合(前田尚登組合長)の組合員7人と県大島支庁水産係の職員2人が同校を訪れた。
児童生徒は大きなクロマグロが登場すると大興奮。組合員の岩下信幸さんと前田組合長の手際のよい包丁さばきに「すごい迫力」「おいしそう」などと歓声を上げ、大トロなど部位が紹介されると、拍手を送りながら飛び跳ねて喜んでいた。
その後は児童生徒も包丁を握り、組合員らの指導を受けながら刺し身にして試食。残りは組合員が切り分けてパック詰めにし、各家庭に持ち帰った。
小学2年生の内田詩大君(7)は「焼き魚は苦手だけど刺し身は大好き。とても大きいのにあっという間に解体されたのがすごかった」と話し、自身が切り分けたマグロを頬張ると満面の笑みを見せた。