中学生の進路で悩みも/県特別支援教育研究大会
2014年11月19日
子ども・教育
第62回県特別支援教育研究大会大島大会(県特別支援教育研究会など主催)が18日、奄美市名瀬の奄美文化センターを主会場にあった。「自立と社会参加を目指した特別支援教育の推進」を大会テーマに、県内小・中学校の教職員や保護者、福祉施設関係者ら約220人が出席。障がいのある子どものバックアップ体制や進路指導などについて現状と課題を探った。
市内の小・中学校と県立大島養護学校(龍郷町)で公開授業や授業研究が行われたほか、6分科会に分かれて意見交換した。
このうち中学校分科会では生徒の進路指導が話題の中心に。本人が望む進路と学力・能力面とのギャップから、普通高校か養護学校か指導方針に悩む現場の声が相次いだ。
研究発表した中種子中の芝加奈子教諭は、就職までの流れを進学先によってパターン化したフローチャートの活用事例を紹介し、「今の自分を客観的にとらえられるようになったのではないか」と語った。