二十歳未満の飲酒・喫煙防止へ GW前に奄美市でキャンペーン 酒販・たばこ組合

2024年04月25日

子ども・教育

チラシなどを配って二十歳未満者の飲酒・喫煙防止を呼び掛けたキャンペーン=24日、奄美市名瀬

大型連休を前に奄美市名瀬で24日、二十歳未満の人に対する飲酒と喫煙の防止キャンペーンがあった。酒・たばこの販売組合と保護司、奄美署員ら約30人が参加。学校帰りの学生や買い物客らへ理解と協力を呼び掛けた。

 

キャンペーンは、奄美大島小売酒販組合(岡幸一郎理事長)と大島たばこ販売協同組合(平井雅人理事長)がゴールデンウイーク前に毎年実施していたが、新型コロナウイルスの影響で昨年まで中断。今年は5年ぶりに行われた。

 

奄美署管内の飲酒や喫煙に絡む2023年の少年補導件数は、飲酒2件(前年比13件減)、喫煙18件(同16件増)など。

 

大島税務署の前之園浩行署長は「二十歳未満の飲酒や喫煙は健全な発育への影響が指摘されている。防止するための社会意識がさらに高まることを祈る」とあいさつ。

 

小売酒販組合の岡理事長が「あすの時代を担う青少年が心豊かでたくましい自立心と社会性を持った人間に成長することを願い、キャンペーンを実施する」と宣言した後、参加者はチラシやあめを配り、飲酒や喫煙が二十歳未満者へ及ぼす悪影響を訴えた。