人型ロボ活用し防災学ぶ プログラミング発表会 尾母小学校
2020年10月23日
子ども・教育
【徳之島総局】徳之島町立尾母小学校(伊地知勇校長、児童9人)で22日、人型ロボット「Pepper(ペッパー)」を使った防災教室、プログラミング発表会があった。児童はペッパーとともに大雨に対する備えに理解を深め、楽しみながら組み込んだプログラミングを発表した。
ペッパーによる防災教室は2018年度に始まり、全国の教育機関で広がっている。今回はソフトバンクが企業の社会的責任(CSR)推進の一環で徳之島町に貸し出した機材を活用した。
防災教室には全児童が参加し、大雨が降った後に想定される災害について考えた。ペッパーは教員のサポートを受け、河川の氾濫、土砂崩れなど想定される災害について紹介。児童は学校周辺の防災マップを使って避難方法なども確認した。
プログラミング発表会は、3~6年生の5人が9月から制作した成果を発表した。ペッパーの頭に触れたり話しかけることで、ペッパーが自己紹介したり手を動かすなど指示通りの動作を披露し、プログラミングで苦労した点や工夫について意見を交換した。
6年生の勝旭陽君(12)は「防災教室ではペッパーからいろんな知識を教えてもらって楽しかった。プログラミングは思った通りに動いてくれないこともあったが、失敗から学ぶことも多く、成功するまで挑戦することが大事だと思った」と話した。