卒業生が後輩へアドバイス JAC副操縦士の竹山さん
2020年02月09日
子ども・教育
奄美市名瀬の金久中学校(船倉文章校長、生徒301人)で8日、卒業生による特別授業があった。日本エアコミューター(JAC)の竹山翔太副操縦士(31)が学びの意義や楽しさについて講話。後輩たちへ「自分の目指すものをはっきりとさせ、それをかなえる手段を考えて」などと語った。
竹山さんは金久中卒。大学中退など挫折を経験しながらも、米国でパイロットライセンスを取得して2018年にJACに入社した。
「小学生のころから空に関わる仕事に憧れていた」という竹山さん。「悩んだときは実際に働く人から話を聞いたり、就職活動の傍ら空港で地上業務に就くなど現場の空気を感じることでやる気を保った」と話し、「目的と手段を考えて行動することが大切」とアドバイスした。
同校2年の岡﨑杏さんは「厳しい訓練など、命を預かる仕事には勉強が大切なんだと知った。アドバイスを参考にして学校生活を過ごしたい」と話した。