和泊町大城小創立120年式典、盛大に祝う

2018年12月02日

子ども・教育

式典の出席者の前で、将来の夢を発表する児童ら=1日、和泊町の大城小学校体育館

式典の出席者の前で、将来の夢を発表する児童ら=1日、和泊町の大城小学校体育館

  和泊町立大城小学校(園田あけみ校長、児童51人)の創立120周年記念式典が1日、同校体育館であった。保護者や卒業生、地域住民など島内外から多くの人が参加し、節目を盛大に祝った。

 

 式辞で園田校長は「平成最後の創立記念日に、この大城小で学んでいることにも大きな意味があると思う。みんなで力を合わせ、学校の伝統をしっかりと次の人たちにつないでいこう」と児童に呼び掛けた。

 

 祝辞で平山烈士PTA会長は、PTAを中心に本年度当初から実施してきたさまざまな記念事業に関し、「学校や保護者だけでなく、地域一丸となった校区民の皆さんの関わりと愛校心で実現できた」と感謝した。

 

 児童を代表して6年の市来夏也君(12)は「最高学年としての責任を持って残りの学校生活を送り、大城小の伝統『負けじ魂』の精神のバトンを後輩たちに引き継ぐ」と決意を述べた。

 

 式典後は児童全員が登壇して出席者に自己紹介、将来の夢を発表した。続いて学習発表会もあった。

 

 同校は1898年に大城尋常小として創立。その後、大城尋常高等小、大城国民学校と呼び名が変わり、48年から大城小の呼び名となった。120年間で5450人の卒業生を輩出した。