国頭小が優秀賞 ガジュマル木陰の読書会など評価 全九州学校図書館コン
2025年02月19日
子ども・教育

全九州学校図書館コンクール優秀賞受賞を喜ぶ国頭小学校図書委員会メンバー=17日、和泊町の同校
第70回全九州学校図書館コンクール(九州地区学校図書館協議会、西日本新聞社主催)はこのほど審査が行われ、和泊町立国頭小学校(伊口裕喜校長、児童71人)が優秀賞を受賞した。同校は「緑陰読書会開催や『読書月間』の設定など、図書委員会とPTAの協力による読書推進活動が評価されたのでは」としている。
コンクールは学校図書館の充実と振興を図ることなどが目的。今回は福岡、鹿児島両県から4校の応募があり、2校が最優秀賞、2校が優秀賞を受賞した。
同校図書室の蔵書冊数は8千冊余り。毎月、学校司書が季節を感じる設営や掲示で児童の感性を育む環境づくりを行っているほか、地域の憩いの場としての役割も果たしている。
PTA読書推進部が協力し、毎年7月には同校シンボルツリー「日本一のガジュマル」の下で緑陰読書会を実施。昨夏は同町遺族会の依頼を受け、町有線テレビを通じて戦争の悲惨さや平和の尊さを伝える絵本の読み聞かせを行った。
毎年11月は「読書月間」として、教諭や児童がお薦めの図書を紹介し合うほか、月末に読書集会として、読み聞かせや「多読賞」などの各種表彰、抽選会などを楽しんでいる。
図書委員会の池田竜大副委員長(12)=6年=は「休み時間の読み聞かせ練習など、みんなで一生懸命してきたことが評価されてうれしい。図書委員会の仕事は大変だけど、また表彰されるように頑張りたい」と受賞の喜びを語った。