地鎮祭で工事安全祈願 樟南第二高の女子寮新築 天城町

2023年08月19日

子ども・教育

女子寮建設工事くわ入れの儀で無事故安全を祈願する森田弘光町長(右)と牧園弘光校長=18日、天城町天城の樟南第二高校

【徳之島総局】樟南第二高校(天城町、牧園弘光校長、生徒219人)で町が建設を進めている女子寮の新築工事地鎮祭が18日、同校敷地内の建設予定地で開かれた。同校や町、工事関係者ら約30人が神事に参列して工事の無事故安全を祈願した。

 

同校は全国で唯一の離島にある私立高校。旧女子寮は2004年から運用を開始し、これまでに約40人が利用した。ここ数年は寮を利用している生徒はいないという。

 

 

女子寮の完成イメージ図(天城町提供)

新女子寮は、人材育成、学校存続、若者世代の人口増加などを目的に町単独で

1億5千万円をかけて新築する。木造平屋建てで延べ床面積は296・13平方メートル。寮生10人分の個室(6畳)と寮監室、食堂、共同の風呂、トイレなどを備える。来年2月末までに竣工し24年度から運用開始する。

 

神事では森田弘光町長と牧園校長が共同で、くわ入れの儀を執り行った。森田町長は「島外から入学した生徒たちには素晴らしい環境で3年間を過ごしてもらいたい」と寮の完成に期待。牧園校長は「生徒や教育に対する町の支援に感謝したい」と語った。