大山登山、ウケユリ観察も 瀬戸内町こども世界自然遺産博士講座
2018年06月03日
子ども・教育
瀬戸内町こども世界自然遺産博士講座(同町教育委員会主催)の第2回講座は1日、請島の最高峰・大山(標高398メートル)に登った。小学4年~中学生19人が参加。ウケユリやサクラランなど貴重な植物も観察し、自然の厳しさや大切さを実感していた。
講座には、地元のボランティアグループみのり会が同行し、自然観察指導員の國宗弓穂さんが講師を務めた。
好天に恵まれ、子どもたちは前日の雨で滑りやすい足元に注意しながら、慎重に歩を進めた。途中足を止め、野鳥の声に耳を澄ませたり、道脇の植物を観察したりする場面も。國宗さんが請島にいる動植物について解説を加えた。
約40分で頂上付近のミヨチョン岳に到着。請島の集落をはじめ周辺の島々が見渡せる絶景に「きれい」「最高!」などと歓声が上がった。
下山後は島内の史跡や景勝地などを巡った。
初めて大山登山に挑戦した古仁屋小4年の山本大陽君(9)は「自然がいっぱいでウケユリがきれいだった。登山はきつかったが、頂上の眺めがよかった」と満足した様子だった。
大山の入山には環境保護と安全のため、町教育委員会への申請とみのり会の同行が必要。