大島紬の魅力を再認識 島内施設で体験学習 古仁屋高校1年生

2024年10月10日

子ども・教育

大島紬の着付けを体験する生徒たち=8日、奄美市名瀬

瀬戸内町の県立古仁屋高校(米澤瑞代校長)の1年生39人は8日、島内の大島紬関連施設を巡って「大島紬に関する体験学習」を行った。午前中は奄美市名瀬の本場奄美大島紬協同組合で着付け体験や大島紬ができるまでの工程を学び、午後は龍郷町の奄美大島紬村で施設を見学。一日を通して大島紬の魅力を再確認し、奄美の伝統文化へ理解を深めた。

 

生徒たちが今年度、「地域を知る」をテーマに取り組んでいる総合的な学習の一環。紬協組では2班に分かれて着付けを体験した。本場奄美大島紬技術専門学院の講師、榮夏代さん(81)ら3人が指導し、男女別で大島紬を着用。生徒たちは慣れない着物や小物の扱いに悪戦苦闘しながらも、紬の着心地を体感した。

 

着付け体験後は同組合の総務課長、川畑正輝さん(38)が大島紬の製造工程を解説。実際に同専門学院で織りの作業風景を見学し、大島紬の精密さを実感した。検査場で本場奄美大島紬の証明である地球印の登録商標などの説明も受けた。

 

志摩潮音さん(15)は今年度、地域みらい留学生として滋賀県から来島し、大島紬を着るのは初めて。「普通の着物より軽くて、肌触りがよかった。作業工程を知り、手間がかかっていることや奄美の伝統を実感。織りの作業を見て、職人技だと思った」と話した。