川畑さん(小宿小1年)が優秀賞 「読書の日」ポスター原画コン 県図書館協会主催
2025年03月09日
子ども・教育

2025年度「毎月23日は子どもといっしょに読書の日」ポスター原画コンクールで優秀賞を受賞した川畑舞奈さん(前列左)=7日、奄美市名瀬
県図書館協会主催の2025年度「毎月23日は子どもといっしょに読書の日」ポスター原画コンクールの優秀賞に、奄美市立小宿小学校1年の川畑舞奈さん(7)が選ばれた。奄美市名瀬の同小で7日、賞状の授与式があり、同協会奄美支部の宮永治事務局長(県立奄美図書館長)から賞状を手渡された舞奈さんは「本を読むのが好きなので描いた。(受賞は)うれしい」と語った。
同協会は、各公共図書館(室)が中心となり、家庭や地域で大人と子どもが一緒に読書をする場や機会を設け、子どもの主体的な読書への活動の普及や広報を行っており、コンクールはそうした活動の一環として毎年開催している。
今回は県内79の小、中学校から計715点の作品が寄せられ、最優秀賞1点、優秀賞3点、特選4点、入選20点が決まった。
舞奈さんの作品の題は「ねむるまえのたのしいじかん」。妹の玲衣ちゃん(5)と一緒に、就寝前に布団で母・宏美さん(44)に大好きな絵本の読み聞かせをしてもらっている場面を、温かみのある色をメインに描いた。舞奈さんが意識したのは「顔」。絵本を楽しむ3人の豊かな表情が丁寧に描かれている。
月に20冊以上の本を読むという舞奈さん。2月の読書数は37冊だった。小宿小では毎月20冊以上本を読むとしおりがもらえ、それを一つの励みに読書にいそしむ児童も多いという。
宮永事務局長は「感性の豊かさや読書が好きという純粋な思い、読書の楽しさが伝わる作品」と評価した。
同コンクールの入賞作品展は県内8か所を巡回。奄美地区では6月末に開催予定。