德さん(3年)全商検定7種目1級取得 樟南第二高初の快挙
2021年03月13日
子ども・教育
【徳之島総局】樟南第二高校を今月1日に卒業した德夢叶さん(18)は、2月までに公益財団法人全国商業高等学校協会(全商)が主催する検定7種目で1級を取得した。同校での全商検定7種目1級合格は初の快挙で、関係者を喜ばせている。
德さんは3年間で、全商の電卓、簿記、情報処理(ビジネス情報部門とプログラミング部門の2種類)、商業経済、会計実務、ビジネス文書の1級を取得。「2年生の時、検定に全く受からなくなり、挫折しかけたこともあったが、最後まで諦めなかった結果、7種目で1級取得することができた。卒業後はデザインやプログラミングなどを学ぶ学校に行くので、上位検定に挑みスキルアップしていきたい」と話した。
德さんを指導してきた山元祥平教諭は「全商検定は9種目あり、7種目で1級を取得するのは県内でも20人ほど。最後まで取り組む姿勢が合格につながった」とたたえた。
同校の今年度卒業生ではこのほか、西元ひまわりさん、納沢真愛実さんが6種目、重久夢生さん、牧園青佳さん、金城美悠さんが3種目で1級合格を果たした。