憧れの職業を体験 JALの機内も見学 小宿中、古仁屋中

2024年05月16日

子ども・教育

川澄紘子さん(左)からギャレーの説明を受ける生徒ら=15日、奄美市笠利町の奄美空港

日本航空(JAL)奄美営業所は15日、奄美市名瀬の小宿中学校と瀬戸内町の古仁屋中学校の生徒計4人を対象に、同市笠利町の奄美空港で職場体験学習を実施した。生徒らは空港内で普段入ることのできないエリアを見学。客室乗務員(CA)やグランドスタッフらの業務に触れ、自身の進路の参考とした。

 

職場体験に参加したのは、小宿中3年の阿久根悠史さん(15)、碇山桃菜(もな)さん(同)、古仁屋中3年の安田璃央さん(14)、前原実咲さん(同)。CAでJALふるさとアンバサダーの川澄紘子さん(29)が講師を務め、空港内を案内した。

 

初日は、職員の朝礼に参加後、貨物室や伊丹空港から到着した航空機内を見学。利用客の出迎えや、空港内で地上に停止している航空機を移動させるための作業車「トーイングカー」の乗車体験もした。

 

利用客が降りた後の機内では、川澄さんから航空機内のキッチン「ギャレー」の説明を受け、CAの手ほどきを受けながら機内アナウンスも体験した。

 

また、佐々木達成(たつなり)さん(25)が、CAになった経緯ややりがいを生徒らに伝え「一日一日の学習を大切に、目標に向かって歩んで」などとエールを送った。

 

パイロットを目指している阿久根さんは「パイロットの方に、進路について具体的な話を聞けた。格好よかった」、CAになりたいという碇山さんは「さらに英語力を磨きたい」と笑顔。航空関係の仕事を目指す安田さんは「普段は入れないところに入れてわくわくした」、空港で働きたいという前原さんは「絶対に空港で働く、という意識が高まった」と目を輝かせた。

 

16日まで。古仁屋中は空港で、小宿中は奄美市名瀬の営業所で体験学習を行う。