期待胸に2学期スタート 小中高校で始業式 奄美群島

2023年09月02日

子ども・教育

教室からリモート形式の始業式に出席する児童ら=1日、奄美市名瀬

奄美群島のほとんどの小中高校で1日、2学期の始業式が行われた。児童生徒たちは早朝から元気に登校。久しぶりに顔を合わせるクラスメートや先生とあいさつを交わし、たくさんの行事が待ち受ける新学期に期待を膨らませた。

 

奄美市名瀬の朝日小学校(吉里博之校長、児童639人)では、新型コロナ下以降、熱中症対策などを理由にリモートの式が慣例化。この日も、校長室と各教室をオンラインでつないで始業式を実施した。

 

まず、児童代表3人が夏休みの思い出や2学期の目標を発表。立石結葵君(2年)は「家族で愛知県に行きました。僕は歴史が好きだから、家康がつくった名古屋城を見られてうれしかったです」と振り返った。

 

牛ノ濱寧香(しずか)さん(4年)は「一人一人が『気付いたら行動する』を守ると、自然に助け合うすてきなクラスになると思う」と話し、入部昴君(6年)は「2学期の目標は最高学年の自覚を持って行動すること。運動会では応援団でみんなを盛り上げたい」と意気込んだ。

 

吉里校長はあいさつで「みんなが目標に向かって頑張り、元気に笑顔で過ごせることが願い。素晴らしい学校をつくっていきましょう」と児童らに呼び掛けた。

 

式後は、スポーツ大会などで活躍した児童たちを表彰。保健指導では、担当教諭が健康に過ごすための体調管理や生活習慣について伝えた。児童らはそれぞれの思いを胸に、最も長い2学期のスタートを切った。