環境日記・絵画コンで3人入賞 龍郷町の児童生徒

2019年12月25日

子ども・教育

環境日記コンで入賞した(前列右から)槻木心美さん、岩切奈紬さんと、環境絵画コンで入賞した岩切萌さん=24日、龍郷町

環境日記コンで入賞した(前列右から)槻木心美さん、岩切奈紬さんと、環境絵画コンで入賞した岩切萌さん=24日、龍郷町

 「みどりの小道」環境日記コンテストと全国小中学校児童・生徒環境絵画コンクールで、龍郷町の槻木心美さん(秋名小5年)と、岩切奈紬さん(龍瀬小1年)、岩切萌さん(龍南中3年)姉妹が入賞した。24日、同町町長室で受賞報告があり、3人が喜びを語った。

 

 「みどりの小道」環境日記は、埼玉県の財団法人グリーンクロスジャパン主催で21回目。環境をテーマに日記を書くことで身近な地球環境について考え、行動することを目指している。コンテストでは12週間分の日記を作品として募集。本年度は全国119団体から5060作品の応募があった。

 

 奄美からは槻木さんが審査委員特別賞、岩切奈紬さんが佳作に入った。

 

 槻木さんは「地域の海岸清掃など自分が経験したことを書いた。ごみを拾うのも捨てるのも人間。悪いことも分かったけど、それを改善できることも分かったので、自分も一つ一つのことに気を付けていきたい」。

 

 岩切奈紬さんは「ごみ拾いや水問題、台風や花植えの活動について書いた。今度はチューリップを植えたい」と話した。

 

 全国小中学校児童・生徒環境絵画コンクールは、全国小中学校環境教育研究会主催。子どもたち一人一人が主体的に環境問題と向き合い取り組むきっかけ作りのために毎年開催し23回目を迎えた。今回は小学校1654作品、中学校1109作品の応募があった。

 

 佳作を受賞した岩切萌さんの作品は、大島紬柄の奄美大島を中央に描き、背景に豊かな緑や美しい海、ルリカケスなどを描いたもの。「自分が次の世代に残したい伝統をテーマに描いた。普段あまり絵を描くことがないので受賞は驚いた」と話した。