生活や文化の違い体感 みなかみ町(群馬県)の児童が来島 青少年交流事業

2024年08月06日

子ども・教育

奄美市とみなかみ町の児童らが仲を深めた青少年交流事業のお別れ会=5日、奄美市笠利町

奄美市と群馬県みなかみ町の小学5、6年生を対象とした2024年度青少年交流事業が1~5日、奄美市笠利町であった。両市町からそれぞれ児童14人が参加。児童らはホームステイやさまざまな体験活動を通して交流し仲を深めた。

 

生活環境や自然、文化の違いや良さを見直し、互いの地域の発展を担う青少年を育成することが目的。旧笠利町時代の2001年に始まった。新型コロナウイル禍を経て昨年4年ぶりに再開し、今年で21回目。

 

みなかみ町の児童たちは奄美市の児童やその家族と4泊5日を過ごし、海岸清掃や塩作りなどを体験。海水浴やカヌーなどマリンスポーツも楽しみ、奄美の海を満喫した。

 

最終日の5日は、笠利公民館でお別れ会。両市町の児童代表が思い出を振り返った。奄美市の児童らが「行きゅんにゃ加那」を歌い名残惜しさを伝えたほか、みなかみ町の児童らが同町オリジナルの「みなComing体操」を披露した。

 

みなかみ町の新治(にいはる)小6年、片桐千織さん(12)は「群馬県は海がないので、きれいな海で泳げたのが何より楽しかった。ウミガメも見ることができてびっくり。(奄美市の児童は)みんな優しくてフレンドリーで話しやすかった」と笑顔で話した。

 

来年2月には、奄美市の児童らがみなかみ町を訪れる予定。赤木名小6年の朝晴太君(12)は「スキーが楽しみ」と期待を膨らませた。