県優良少年少女団体で表彰 大川地区子ども会
2021年10月30日
子ども・教育
優れた活動を続ける地域子ども会などに県教育委員会が贈る2021年度優良少年少女団体に、奄美市の大川地区子ども会が選ばれた。28日、奄美市立大川小中学校(北村亜希仁校長、児童生徒53人)の校長室で表彰状伝達式があり、村田達治市教育長が表彰状を手渡した。村田教育長は「子どもを主役に学校と地域が一体となって伝統文化の継承、奉仕活動やスポーツに積極的に取り組み、地域の交流につながる活動は模範となる」と述べた。
大川地区子ども会は大川小中学校区のこどもたちで組織。保護者でつくる育成会が共に活動し、学校と地域が協力している。旧暦9月9日の無病息災を祈る「びっこさらっこ」などの集落伝統行事を続けている。校区内の福祉施設を訪問して島唄や踊りを披露したり、地区の納涼大会に子ども自ら企画・運営に携わっていることなどの長年の活動が認められた。
子ども会会長の前濱里志さん(13)=大川中2年=は「自分たちが活動してきたことが表彰されてうれしかった。コロナ禍で行事が無かったけど、これからまたみんなで楽しく活動していきたい」と話した。圓直之子ども育成会会長は「先輩たちがしてきたことを引き継いでこれからも子どもたちのために学校と地域が連携し、活動を通じて集落も盛り上げていきたい」と話した。
2021年度の奄美群島の表彰は2団体、県全体では11団体が表彰された。