真剣勝負で友情深める 「古北戦」2年ぶり開催 奄美市名瀬
2021年04月30日
子ども・教育
奄美市笠利町の大島北高校(下髙原涼子校長、生徒117人)と瀬戸内町の古仁屋高校(重吉和久校長、生徒100人)によるスポーツ交歓会「古北戦」が28日、奄美市の名瀬総合体育館で、2年ぶりに開催された。生徒たちは真剣勝負で互いに友情を深めた。
古北戦は、奄美大島の南北に離れた両校の交流を目的に毎年開催。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止した。今年のテーマは「意気衝天~やること全てに全力で、心は密に盛り上がろう」。規模縮小など感染対策を施し、ドッジボールと女子バレーボールの2種目で競った。
ドッジボールは各学年男女別で計6試合行い、珍プレーや好プレーも飛び出す中、3年女子を除く5試合で古仁屋が勝利。バレーボールは大島北が接戦を制した。飛沫(ひまつ)防止のため声援禁止とされ、生徒たちは手拍子や特製うちわなど工夫してエールを送った。
大島北高3年の實川進之助生徒会長は「みんなの笑顔と一生懸命な姿が印象的で、良い思い出になった」、古仁屋高3年の濵田玲織生徒会長は「同校生徒間の団結力も強まった。ドッジで3年女子だけ負けたのは悔しいので、帰ったら猛特訓します」と語った。