秋名米、給食にどうぞ 龍郷町の小中学校で提供
2018年10月12日
子ども・教育
地産地消に取り組む龍郷町立学校給食センター(中村恭作所長)は9日から、町内全9小・中学校の学校給食で秋名集落産の新米を提供している。地場産米の活用は初の試み。11日は竹田泰典町長が秋名小学校(平田郁夫校長、児童16人)を訪問し、地元食材をふんだんに使った献立を共に囲んだ。
秋名は奄美最大の田園風景が広がる地域。給食への地場産米活用は町農林水産課の提案で、米農家らでつくる「秋幾農業創成塾」(龍宮省三塾長)がコシヒカリを提供した。
この日の献立は麦飯、モズク汁、シイラの利休焼き、パパイアサラダの4品。竹田町長は5、6年生の教室を訪れ、児童らと交流しながらシマの恵みを味わった。
6年の男子児童(12)は「食べやすくておいしかった。農家の皆さんに感謝したい」。竹田町長は「子どもに安全安心な食材を味わってもうことが目的。農家の生産意欲向上にもつながれば」と語った。
100%秋名産の米飯提供は15日までの予定。同センターの坂元生代栄養教諭は「10月いっぱいは通常の米と混ぜながら提供したい」と話した。