給食に日本一の県産黒牛 大和村
2018年09月06日
子ども・教育
大和村は4日、村内の小中学校計5校に県産黒毛和牛を使った給食を提供した。大和中学校(有村哲郎校長、生徒36人)には伊集院幼村長が訪れ、生徒らと県自慢の牛肉を味わった。
県産和牛は2017年9月に宮城県であった品評会「全国和牛能力共進会(全共)」の総合優勝となる団体賞を受賞した。全共は5年ごとにあり、次回は22年に鹿児島県で開催する。
給食は県産黒毛和牛の魅力を県内住民に広め、地元開催となる次回全共の機運を高める目的で開催。県町村会の全共総合優勝記念事業の助成金を活用した。給食は9~12月に月1回ずつ提供する。同村は11月の村制110周年記念祝賀会でも県産和牛をPRするという。
この日の献立は牛丼。A5等級の牛肉12キロを使い145食分を調理した。具とご飯は分けて提供した。
大和中3年の窪山秀雲万さん(14)は「給食で食べられるなんてびっくり。味が濃くてとてもおいしい。和牛の給食を通し、奄美群島から和牛種の子牛が出荷されていることを知った」と話した。