自らの思い堂々と発表 最優秀賞に朝岡さん、森元さん 中学校弁論・ショートスピーチ大会 龍郷町
2021年12月16日
子ども・教育
日本復帰記念第36回大島地区中学校弁論・ショートスピーチ大会(大島地区教育委員会連絡協議会主催)が15日、龍郷町のりゅうゆう館であった。弁論・ショートスピーチ(英語)の2部門に群島内から32人が出場。弁論は朝岡歩紀花さん(赤木名中3年)、ショートスピーチは森元桃子さん(与路中1年)が最優秀賞に輝いた。
同大会は、豊かな人間性や社会性、国際的な視野を持つ生徒を育成しようと同協議会が2年に1回、各市町村持ち回りで開催している。
テーマは両部門とも①わたしの郷土・奄美②わたしの中学校生活③わたしの生き方④国際交流・国際理解について│から出場者が選択した。
ショートスピーチ部門に出場した生徒らはあらかじめ用意した2分間のスピーチを発表後、審査員を務めるALT(外国語指導助手)の質問に即興で回答。相手に伝えようとする姿勢や表現力などが評価対象となった。
弁論は5分間。生徒らはそれぞれの経験や身近な出来事などを題材に堂々と発表し、ジェスチャーを加えながら自らの思いや考えを聴衆に訴えた。
朝岡さんの弁論のテーマは「音楽」。亡くなった伯父のために島唄を歌った経験から、誰かの力になれるような音楽を奏でたいという決心を語った。
森元さんは、世界中の言葉でおもてなしができる客室乗務員になるという目標について語り、夢をかなえるための意欲を流ちょうな英語で表現した。
弁論・ショートスピーチのほか、島口による昔話の発表や島唄の演奏もあり、会場に訪れた保護者や学校関係者ら約140人は生徒らの堂々とした発表に耳を傾けていた。
受賞者は次の通り。(敬称略)
【弁論部門】▽最優秀賞 朝岡歩紀花(赤木名中3年)▽優秀賞 福崎真逢輝(名瀬中3年)、喜禎あさひ(喜界中3年)
【ショートスピーチ部門】▽最優秀賞 森元桃子(与路中1年)▽優秀賞 泰山瑠華(朝日中3年)、東杏香(喜界中3年)