英語で異文化交流 10人が沖縄でホームステイ 天城町

2025年01月16日

子ども・教育

「まちなか留学」に参加した天城町の中学生らと、生徒たちを受け入れたホストファミリー(同町教育委員会提供)

【徳之島総局】天城町の中学生が国内に住む外国人宅を訪れホームステイする「まちなか留学」が4~7日の日程で、沖縄県の北谷町などであった。天城町の中学生10人が参加。ホストファミリー3家族と2日間を過ごし、英語で会話、交流しながら各国の文化や風習にも触れた。

 

同町は今年度から子どもたちの英語力向上を目的に「Amagi English Club」を開講しており、現在、小学3年~中学生の約50人が受講している。まちなか留学は町が単独で予算を組み、初めて実施。同クラブに通う中学生の希望者が参加した。

 

町教育委員会の職員2人が同行し、4日にフェリーで徳之島を出発。アメリカ、ブラジル、インドの各ホストファミリーを訪ね、英語を活用して街中でさまざまな課題に挑戦する「まちなかイングリッシュ・クエスト」や各国独自の調理などを体験しながら英語力とコミュニケーション能力を磨いた。

 

参加した生徒らは7日に帰島。「インドの人の家庭でカレーを手で食べたことが印象的だった」「英会話は難しかったけど聞き取れるよう頑張った。今回の経験を英検受験に生かしたい」などと感想を述べた。

 

同行した町教委職員は「慣れない英語でのコミュニケーションだけでなく、さまざまな異文化との交流も楽しめた様子だった」と事業の成果に手応えを示した。

 

同町は次年度以降も留学事業を継続する方針。