親子で草木染め体験 フクギなど染色技法学ぶ 奄美パーク
2020年08月25日
子ども・教育
奄美市笠利町の県奄美パーク・田中一村記念美術館は23日、同パークで夏休み恒例の草木染め体験会を開いた。奄美大島内の6家族計24人が参加。親子で自然の素材を生かした染色技法を学び、夏休みの思い出をつくった。
講師は同市笠利町の工房しまむたびの植田正輝さんが務めた。染料はフクギとアイの2種類で、参加者は染めたいTシャツや帽子など持参。パーク内のフクギ採りから始め、絞り、染めまでの各工程を体験した。フクギとアイ両方の染料を使って2色の模様を入れる参加者もいた。
家族5人で参加した渡瀬ゆりさん(7)=朝日小2年=は「洋服に色を付けのが楽しかった。染めたTシャツは友達と遊ぶときに着たい。思った通りには染められなかったのでもう一回やってみたい」、父・俊輔さん(38)は「草木染めは初めて。子どもたちに奄美ならではの体験をさせられてよかった」と笑顔で話した。