郷土の歴史や偉人を知る 国頭小などで訪問講座
2018年12月13日
子ども・教育
県主催の「維新の学びキャラバン」と題した訪問講座が10日、和泊町立国頭小学校で開かれた。県かごしまPR課明治維新150周年推進室の職員3人が6年生の教室を訪問し、クイズやミニ講座を実施。児童は明治維新の歴史やその時代の郷土の偉人について楽しみながら学んだ。
明治維新150周年次世代継承推進事業の一環。子どもたちに郷土への理解と愛着を深めてもらおうと、今年7月から県内の各小学校で実施している。国頭小は11校目となり、奄美では初。
この日の講座テーマは「沖永良部と明治維新」。同推進室の吉満庄司さんらが西郷隆盛に加え、土持政照ら西郷と縁のある沖永良部島の偉人について、その功績や西郷との関わりなどを教えた。
吉満さんは西郷の教えを引き継いだ土持が飢きんの際に人々を守るために社倉を設置するなどした、和泊の初代戸長(村長)としての功績も紹介。「敬天愛人の精神の確立など沖永良部島が西郷さんに与えた影響も大きかった一方、西郷さんも沖永良部の発展に大きな影響を与え、それが現在も続いている」などと話した。
11日は和泊小でも同講座が実施された。