長生きしてね 児童が感謝の手紙 敬老の日前、地域の高齢者へ 大和小
2022年09月18日
子ども・教育
19日の「敬老の日」を前に、大和村立大和小学校(新村篤校長、児童22人)の児童らは、地域の高齢者たちに日頃の感謝の気持ちを伝える手紙を届けた。13日から16日にかけて、代表児童らが5集落の約20軒を訪問。「いつもありがとうございます」「長生きしてください」と声を掛けながら、一人一人に手紙を手渡した。
新型コロナウイルスの影響で集落行事などが少なくなる中、地域住民と児童らが触れ合う機会をつくろうと昨年から実施。手紙には敬老の日を祝う手書きのメッセージやイラストのほか、児童らが育てたアサガオの種も同封した。
16日は、2年生の佐藤心南君(8)と早川さくらさん(7)が思勝集落の3軒を訪問。2人から手紙を受け取った泉有智さん(71)は「元気が出た。子どもたちに負けないよう、また畑作業などを頑張りたい」とうれしそうに話した。
手紙を届けた早川さんは「地域の人たちともっとたくさんお話してみたい」、佐藤君は「手紙を渡すとき緊張したけど、笑顔になってくれたのでうれしい」と、地域住民との交流を楽しんだ様子だった。
新村校長は「子どもたちには、地域の方々にお世話になっているという感謝の気持ちを育んでほしい。手紙で皆さんが少しでも元気になってくれたら」と語った。