雪遊びに笑顔 卒業生がプレゼント 知名町・上城小

2023年02月15日

子ども・教育

雪に触れ、笑顔を見せる児童ら=10日、知名町の上城小

【沖永良部総局】知名町の上城小学校(松山淳校長、児童18人)に10日、同校卒業生から雪が届き、雪に触れる体験会があった。児童たちは雪を丸めて投げたり、ウサギの形を作ったりして、めったにできない雪遊びを楽しんだ。

 

雪は、新潟県在住の中村音代さん(71)が「島の子どもたちに雪を体験してもらい、地域によって違いがあることを学んでほしい」と2019年からこの時期に届けている。今回も中村さん自ら山奥に積もった雪を発泡スチロール箱に詰め、自身の帰省に合わせて雪を送った。

 

体験会では、届いた箱を開けて真っ白い雪が見えると、子どもたちから歓声が上がった。早速なめて味を確かめる児童も。児童一人一人に雪が配られ、ナンテンの実と葉を使ってウサギやだるまを作って遊んだ。

 

初めて雪を触ったという1年の塩屋恵凛さん(7)は「雪は氷よりも冷たくてびっくり。雪で遊べて楽しかった」と笑顔で話した。