首都圏の企業で職場体験 徳之島町の中高生
2019年08月24日
子ども・教育
【東京支社】首都圏の企業などを対象にした徳之島町のインターンシップ教育事業に参加している中高生人は日、製菓メーカーのカンロ㈱(東京・新宿区)を訪問し、商品開発から製品が市場で販売されるまでの一連の流れを学んだ。人材育成を目的とした同事業は、ふるさと納税による「ふるさとおもいやり基金」を活用し本年度からスタート。~日まで5泊6日の日程で職場体験や企業訪問、神奈川県の青少年との交流、予備校や学習塾での学習体験など行った。
インターンシップに参加したのは町内の中学生3人と高校生7人の計人。カンロ㈱やテレビ東京、ソニーミュージック、野毛山動物園などで職場体験を行ったほか、JICA横浜で国際情勢などについても学んだ。
カンロを訪問した生徒たちは、しょうゆを隠し味に用いた「カンロ飴」のヒットに始まった同社の商品開発の歴史などを学んだ。商品名を決める際には数百ある候補から選び出すと教えられ、生徒たちから驚きの声が上がった。
生徒たちは期間中、夕方から新宿の予備校と学習塾で数学や英語の集中学習にも取り組んだ。生徒の一人は「電車を活用して分単位のスケジュールをこなしている。学んだことしっかりと自分のものにしてこれからの生活に生かしたい」と話していた。