優秀賞に碇山さん(龍瀬小4年)、深堀さん(朝日小2年) 県内から1130点の応募 小学生人権作文コン

2022年12月28日

子ども・教育

中学年の部で優秀賞を受賞した碇山さん(龍瀬小4年)

鹿児島地方法務局、鹿児島県人権擁護委員連合会が主催する「第25回鹿児島県小学生人権作文コンテスト」と「第41回中学生人権作文コンテスト鹿児島県大会」の結果がこのほど決まった。奄美関係では、小学生人権作文コンテストの中学年の部で龍郷町の龍瀬小4年碇山月子さん(10)、低学年の部で奄美市の朝日小2年深堀心春さん(8)がそれぞれ優秀賞に選ばれた。

 

小学生人権作文コンテストは人権の重要性、必要性についての理解を深めるとともに、豊かな人権感覚を身に付けることなどを目的に開催。今年度は県内226校から1130点(群島内23校から53点)の応募があり、最優秀賞に次ぐ優秀賞に2人が選ばれた。

 

碇山さんは「人けんのない特攻作戦」と題して、夏休みに南九州市の「知覧特攻平和会館」を見学した際の感想をまとめた。碇山さんは「戦争があるときには人権がないのではと問う部分を一番強く伝えたかった。賞をもらってびっくりしたけど、自分の気持ちが届いてうれしい」と話した。

 

深堀さんは「コロナが教えてくれたこと」の題で自身が新型コロナウイルスにり患した際に感じた思いをつづった。本文では「病気はとてもきつくて大変だけど、お友達もこんなにつらかったのかな、これからかかるかもしれない人もこんなにきついのかなと想像してみました」と他者を思いやる心を表現した。

 

奄美関係の優秀賞以外の受賞者は次の通り。(敬称略)

 

【県小学生人権作文コンテスト】▽奨励賞 片平悠葵(大城小5年)

 

【中学生人権作文コンテスト県大会】▽奨励賞 城一平(小宿中1年)金城ひなの(朝日中3年)濱畑李(同)

低学年の部で優秀賞を受賞した深堀さん(朝日小2年)