師走点描 門松2題 島の玄関口が華やかに 奄美空港

2022年12月28日

地域

奄美空港に設置された門松を鑑賞する利用客=27日、奄美市笠利町

奄美大島の空の玄関口、奄美空港に27日、毎年恒例の門松が設置された。島内の障がい者支援施設の職員と施設利用者計10人が協力し、高さ2㍍余りの立派な門松を完成させた。

 

門松を設置したのは龍郷町の障がい者支援施設「ワークセンター奄美」(竪山ミサコ施設長)と、障がい福祉サービス事業所「ジョイワーク奄美」(同)。門松作りは20年以上続く。

職員らは30分ほどで、手際よく飾り付け。スギやマツの葉、ハボタンなどの植物に加え、たこやしめ縄で門松を彩り、利用客の目を楽しませた。

 

ジョイワーク奄美のサービス管理責任者・竹山幸一郎さん(64)は「帰省者や旅行客が良いお正月を迎えられるよう願っている。今年は海のしけで、マツが無事に届くか心配したが間に合って良かった」とほっとした様子。奄美空港ターミナルビルの手蓑慎之祐さん(28)は「島の玄関口が華やかになった。利用される方に気持ちよく新年を迎えてほしい」と話した。