児童が植え付け体験 喜界町の早町小

2022年05月14日

子ども・教育

サクナーの植え付けをした早町小の4年生=10日、喜界町阿伝

喜界町阿伝にある喜界島薬草農園(石原健夫代表取締役)で、サクナー植え付け体験があった。早町小学校(長田正浩校長)の4年生8人が土と触れ合い、喜界島の身近な食材について学んだ。

 

喜界島でサクナーと呼ばれている「ボタンボウフウ」は、セリ科の植物で海岸の砂地や岩場に自生しており、天ぷらの食材として人気がある。同農園では、サクナーの機能性に着目し、研究、栽培、製品開発をしていながら、食育活動を行なっている。

 

児童らは、同農園の濵田隼さん(37)からサクナーについて説明を受け、植え方のこつを教わった。「根っこがラーメンみたい」「土の硬さはモッツァレラチーズくらい」などと言いながら、約50平方㍍の畑に1時間ほどで100以上の苗を植えた。

 

体験した操香帆さん(10)は「植えられる苗になるまで4カ月ほど、収穫までさらに8カ月ほどかかることに驚いた。大きく育ってほしい」と感想を述べた。

2月には、育ったサクナーを収穫する予定。