内閣総理大臣賞に喜禎さん(喜界中3年 花輪さん(沖高2年)が熊本国税局長賞 中高生の税の作文

2021年11月12日

子ども・教育

内閣総理大臣賞を受賞した喜界中3年の喜禎あさひさん(提供写真)

 2021年度「中学生の『税についての作文』」(国税庁、全国納税貯蓄組合連合会共催)と「税に関する高校生の作文」(国税庁主催)の入賞者が決まり、奄美群島から喜界中3年の喜禎あさひさんが内閣総理大臣賞、沖永良部高校2年の花輪富士翔さんが熊本国税局長賞を受賞した。

 

 将来を担う中高生に税に対する関心を深めてもらおうと国税庁などが毎年実施している作文コンクール。11月11~17日の「税を考える週間」に合わせて入賞者が発表された。今年度は全国から中学生45万142人、高校生17万8807人の応募があり、熊本国税局管内(南九州4県)の入賞者は中高合わせて19人だった。

 

 「中学生の『税についての作文』」で最高賞の内閣総理大臣賞を受賞した喜禎さんは「酒税と曾祖父の誇り」と題した作文で、曾祖父から家族が受け継ぐ黒糖焼酎造りへの信念や酒税を納めることの大切さと誇りについて触れた。

 

 喜禎さんは「税と言えば一番に頭に浮かぶのが酒税。曾祖父が生きていたら誰よりも受賞を喜んでくれるだろうと家族は言っている。受賞を励みに、これからもいろいろなことに前向きに挑戦していきたい」とコメントした。

 奄美群島の入賞者の表彰式は各学校で19日に行われる。

 

 奄美群島からの入賞者は次の通り。

 (敬称略)

 

 【中学生の税についての作文】▽内閣総理大臣賞 喜禎あさひ(喜界中3年)「酒税と曾祖父の誇り」

 【税に関する高校生の作文】▽熊本国税局長賞 花輪富士翔(沖永良部高2年)「プライマリーバランス目標から考える税」