奄美の動植物学ぶ 平城さんが講演 崎原小中学校

2020年06月14日

子ども・教育

平城さん(左)から奄美の動植物について学んだ児童生徒ら=13日、奄美市名瀬

平城さん(左)から奄美の動植物について学んだ児童生徒ら=13日、奄美市名瀬

 奄美市名瀬の崎原小中学校(長﨑克則校長、児童生徒22人)で13日、奄美博物館の平城達哉さんを講師に招いた講演会があった。児童生徒と保護者らが参加し、世界自然遺産登録を目指す奄美大島のさまざまな動植物について学んだ。

 

 平城さんは奄美大島の生き物をクイズ形式で紹介。アマミノクロウサギやルリカケス、アマミイシカワガエルなどの写真や鳴き声から、児童生徒らはそれぞれの名前を考え、特徴に理解を深めた。

 

 世界自然遺産登録を目指す同島について、平城さんは「珍しくて、ここにしかいない生き物がたくさん住んでいる」と説明。希少種を襲うマングースや野生化した猫の問題など、登録に向けた課題を紹介し、「奄美の自然の素晴らしさや、今起きている問題を知って、興味や関心を持ってほしい」と呼び掛けた。

 

 中学2年の麻井琴乃さん(13)は「奄美で見られる生き物について、初めて知ることがたくさんあった。奄美の植物について調べている総合学習で生かしたい」と話した。