米国から交流生10人来島 奄美市

2019年05月30日

子ども・教育

米国から派遣された交流生らを歓迎する奄美市の生徒ら=29日、奄美市笠利町の奄美空港

米国から派遣された交流生らを歓迎する奄美市の生徒ら=29日、奄美市笠利町の奄美空港

 米国テキサス州ナカドウチェス市からの交流生(中学生10人)と引率教諭2人が29日、奄美大島入りした。交流生らは来月6日まで、奄美市内の中学生家庭に滞在。各校の授業や自然、文化体験などを通して地元の子どもたちや地域住民と交流し、互いに国際的な視野を養う。

 奄美市の中学生国際交流事業の一環。両市は1995年に姉妹都市盟約を結び、毎年、中学生の交流団を派遣し合っている。これまでにナカドウチェス市から144人を受け入れ、奄美市から266人を派遣した。

 同市名瀬笠利町の奄美空港であった歓迎式には受け入れ家庭の生徒、保護者が参加。生徒たちは「WELCOME」(ようこそ)などと書かれた手作りボードを掲げ、笑顔で交流生らを迎えた。

 赤木名中学3年の國分秀晟さんは「島の自然を体感してもらい、郷土料理も食べてもらいたい」、國分さんの家庭に滞在するブラトン・ガーソンさん(14)は「奄美ならではの経験をたくさんしたい」と話した。