育てた米で餅つき体験 天城小

2020年09月20日

子ども・教育

餅つきを体験する子どもたち=19日、天城町天城

餅つきを体験する子どもたち=19日、天城町天城

   天城町中部地区推進協議会(柚木茂会長)は19日、同町の天城小学校で餅つき大会を開いた。同小の児童や保護者など約100人が参加。自分たちで栽培、収穫したもち米で餅をつくり、自然の恵みを味わった。

 

 同協議会は2003年から、稲作体験を通じた食育を目的に田植えや収穫、餅つきなど一連の行事を実施している。今年度は5月下旬に同町天城の体験用水田(5㌃)で田植え、8月下旬に収穫、脱穀を行い、約50㌔のもち米を収穫した。

 

 子どもたちは蒸したもち米が入った臼へきねを振り下ろして餅つきを体験。つきたての餅を一口大の形に整え、収穫の喜びを味わった。餅は敬老のお祝いとして、平土野、天城両集落の高齢者にも配られる。

 

 2年の増山瑛人君(8)は「餅をつくのはとても大変だった。自分たちで育て収穫したもち米から作った餅なので、地域のおじいちゃん、おばあちゃんにおいしく食べてほしい」と話した。